処理紹介 - シュウ酸アルマイト

「TAF OAM」

耐食性・硬さ・面精度・粗さ・摺動性・耐アルカリ性など、皮膜性能で硫酸アルマイトより優れています。

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アルマイト処理は電解液として希硫酸を使うことがほとんどですが、弊社にはシュウ酸を電解液としたシュウ酸アルマイト「TAF OAM」があります。TAF OAMのベース技術であるシュウ酸アルマイトは弊社の独自技術では有りません。

1929年に理化学研究所の植木栄らが発明し、特許を取得したアルミニウムの蓚酸法陽極酸化皮膜を、それを引き継いだ理化学研究所の宮田聡が「アルマイト」(当時は登録商標)と命名したのが由来で、現在ではアルミニウムの陽極酸化皮膜の一般名称として用いられます。

シュウ酸アルマイトは硫酸アルマイトよりも普及率が低く、取り扱っているアルマイト業者も少ないですが、耐食性や面精度・粗さや硬度・耐摩耗性・摺動性・耐アルカリ性などの皮膜性能は硫酸アルマイトに比べて優れていることも知られています。
皮膜の主成分は、どちらも酸化アルミニウムですが、硫酸アルマイトと違い、皮膜中にS(硫黄)やP(リン)を含まないため、これらの元素を放出することはありません。

硬さは硬質アルマイトに匹敵しますが、加工面精度を損なわない緻密で平滑な皮膜です。TAFハードと同様に黒色仕様も可能です。
弊社では、医療関係や光学関係をはじめとする様々な分野の部品へのシュウ酸アルマイト処理を扱っております。
シュウ酸アルマイト処理業者をお探しの方や、硫酸アルマイトしか知らなかった方は是非、弊社までお問い合わせください。

また、皮膜色は、アルミ製のヤカンなどで知られるように金色(母材合金によってはグレー)になります。

シュウ酸アルマイトimage

各種アルマイト皮膜の
性能比較

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  • 各種アルマイト皮膜の性能比較、TAFシリーズの皮膜毎の性能を通常の硫酸アルマイトと比較します。
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各種アルマイト皮膜の
硬さ比較

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  • 皮膜の種類と母材合金の硬さ分布目安値。東栄電化の各種アルマイトと一般的アルマイトの皮膜の硬さを比較します。
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