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TAFシリーズ
東栄電化工業が開発した、特殊機能アルマイトシリーズです。その機能性は様々な分野で評価されています。
TAFシリーズと東栄電化工業の役割
- アルミニウムの可能性を拡げるために -
TAFシリーズは、アルミニウムの特性と元々アルマイト皮膜が持つ特性を最大限に活かす事のできる、より高機能で多用途な東栄電化工業の機能アルマイト技術ブランドです。従来アルミニウムやアルマイトが使用できなかった用途や環境下でも、TAFシリーズの技術を用いることで、製品が実現できます。また、東栄電化工業は表面技術のアドバイザーとして、幅広いユーザー様のパートナーとして、新たな価値を共創し続けます。
アルミニウムは製造業の競争力を支える基盤材料として、欠かす事のできない重要な役割を担ってきました。昨今の環境問題の高まりの中で、アルミニウムの特性への期待はより大きくなり、同時に様々な解決すべき課題も見つかってきました。東栄電化工業はこのような課題を解決したり、アルミニウムの特性を最大限に活かすために、表面技術を通じてお客様の幅広いニーズに応えていきます。
TAFシリーズにはどのようなものがあるのか?
TAF(タフ)シリーズは、東栄電化工業が開発した、特殊機能アルマイトシリーズです。
TAFシリーズは、通常のアルマイトでは適用できないような使用方法や、環境下においても、強度や軽量化、電気伝導率、熱伝導率など、アルミニウム材が持つ特色を最大限に活かしたいという、お客様からの要望にお応えするべく開発されました。
一般に普及している硫酸アルマイトとは皮膜の性質が異なり、様々な機能を付与することができる為、アルミニウム部品に新たな価値を見出すことが出来ます。
耐熱クラックレス硬質アルマイト「TAF TR」
従来のアルマイト皮膜は、100°C以上の環境下では、母材であるアルミニウムとの線熱膨張係数の違いにより応力が生じクラック(割れ)が発生してしまいます。
TAF TRは300°C以上の環境下でもクラックせず、アルマイトが持つ、耐食性、絶縁性、耐電圧性、耐摩耗性、放熱性などの機能を維持できます。
耐熱耐光クラックレス黒アルマイト「TAF TR BK」
黒アルマイトは通常、アルマイト皮膜の中に染料を吸着させることで着色しているため、100°C以上の高温環境下や紫外線環境下では褪色・変色していまいます。
TAF TR BKはそのような環境下でもクラックせず褪色もしない新技術を用いた黒アルマイトです。
シュウ酸アルマイト「TAF OAM」
シュウ酸アルマイトは硫酸アルマイトよりも普及率が低く、取り扱っているアルマイト業者も少ないですが、耐食性や硬さ、面精度・粗さや摺動性、耐アルカリ性などの皮膜性能は硫酸アルマイトに比べて優れています。
カスタマイズと進化
- CUSTOMIZATION / EVER ONWARD -
技術開発とプロセスノウハウに基づく表面機能の最適化
アルマイト皮膜は、その製造条件によって性状や機能が変化します。様々な要求に対応し、多様な部品へ応用するため、これまで培ってきた技術とノウハウを用いて、お客様と新たな価値を共創し続けます。
【NEW】カタログ
特殊機能アルマイト (2024)
- 「特殊機能アルマイト」の皮膜性能・特長を最新のデータで記載!拡がり続ける可能性「アルミを変える世界を変える」2024年9月版
他社と差がつく決定版
「表面処理の問題解決事例集」
- 知らないともったいない!? アルミ×表面処理の成功パターン!高寿命、性能向上、品質改善、軽量化、コストダウンに
【NEW】赤外吸収アルマイト
「TAF TRSBK」
- 高耐久性も併せ持つ赤外域波長の吸収に優れたアルマイトです。光学検査機器の迷光防止や解像度改善などにお役立てください!
各種アルマイト皮膜の
性能比較
- 各種アルマイト皮膜の性能比較、TAFシリーズの皮膜毎の性能を通常の硫酸アルマイトと比較します。
各種アルマイト皮膜の
硬さ比較
- 皮膜の種類と母材合金の硬さ分布目安値。東栄電化の各種アルマイトと一般的アルマイトの皮膜の硬さを比較します。
技術レポート
- アルミニウム合金用接着接合下地
- - TAF AD処理と樹脂との接着性評価 -
技術レポート
- 耐熱性のあるアルミニウム陽極酸化被膜
- - 耐熱クラックレス超硬質アルマイトTAF TRの諸特性 -
解説
機能アルマイトとは何か?
- 機能アルマイトとは何か?新たなアルミニウムの可能性を切りひらく機能アルマイトその概要をご説明します