処理紹介 - 硫酸硬質アルマイト

「TAF ハード」

MILスペック(耐摩耗性)をクリアした硫酸硬質アルマイト

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弊社では、硬質アルマイト【TAFハード】の品質向上を目指し、米軍規格MIL-A-8625Fに準拠した処理を施し更なる技術改善及び開発を行った結果、MIL-A-8625Fの品質要求である耐摩耗性試験の規格値及び、硬度も規格JIS H 8603も満たしました。

素材マイクロビッカース硬さ:HVテーバー摩耗試験結果(摩耗量)
mg/1,000cycles
JIS規格弊社のTAFハードJIS規格MIL規格弊社のTAFハード
種類規格値測定値合否規格値規格値測定値合否
A60611種400以上410~4501.5以下1.5以下1.14
A20242種(a)250以上300~3503.5以下3.5以下1.7~2.6
A50522種(b)300以上410~4302.5以下1.5以下1.28
A70752種(b)300以上340~3802.5以下1.5以下1.55

・硬度:マイクロビッカース硬さ試験 JIS-Z-2244による
・耐摩耗性:テーバ摩耗試験 MIL-A-8625F及びJIS H 8603による
(10,000回転、72rpm。測定値は1,000回転に換算)
「注」・テーバ摩耗試験の測定値は(一社)軽金属製品協会試験研究センターに試験委託、その結果による

次のグラフは、弊社の「TAF ハード」「TAF TR」およびシュウ酸アルマイト、一般アルマイトの硬さを示しています。(アルマイトはA5052材に処理した場合の値)

TAF ハード・イメージ

次のグラフは、「一般的な硬質アルマイト」とその他材料の耐摩耗性の比較を表したグラフです。硬さは硬質クロムめっきに劣りますが、耐摩耗性については硬質アルマイトが非常に優れていることがわかります。実際の用途としては硬さより耐摩耗性が重要である場合が多く、そのような場合の表面処理としては硬質アルマイトが適しているのです。弊社「TAF ハード」「TAF TR」についてはさらに下へスクロールしてください。

TAF ハード・イメージ

上記の通り、耐摩耗性については硬質アルマイトが優れていますが、中でも弊社の「TAF ハード」「TAF TR」は耐摩耗性に優れています。次のグラフでは、弊社処理と一般的な硬質アルマイト(JIS規格)とを比較しています。(テーバー摩耗試験結果より)

TAF ハード・イメージ

※上記グラフのデータは実績値であり、保証値ではありません。母材合金の種類、メーカー、ロットで変化する可能性があります。ご了承ください。


ジュラルミン・超ジュラルミン・超々ジュラルミンもお任せください!

難アルマイト材と言われるA2000系でも弊社のTAFハード処理であればHv300~350(JIS規格ではHv250以上)の皮膜を得ることが出来ます。
特に耐摩耗性についてはMIL規格(MIL-A-8625F)「テーバー摩耗試験の摩耗量35mg以下」に対して弊社TAFハードは17~24mg(A2024における結果)という結果が得られており、車輪のフランジやピストン、工業機械の摺動部品などに多く使用されています。


厚膜処理も可能! 傷つき防止・耐食性・遮熱性などの皮膜性能の向上に

弊社では、硫酸アルマイトにより50μm以上の厚膜処理を取り扱っております。材質や形状にも依りますが、100~200μmの処理の実績も御座います。(展伸材ではA5052、鋳造材ではAC8A等)

厚膜処理には、傷つき防止・耐食性・遮熱性などの皮膜性能の向上や、加工や表面処理での寸法不良品の修正など、様々な目的があるかと思いますが、お困りの際は一度弊社に御相談ください。


各種アルマイト皮膜の
性能比較

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  • 各種アルマイト皮膜の性能比較、TAFシリーズの皮膜毎の性能を通常の硫酸アルマイトと比較します。
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各種アルマイト皮膜の
硬さ比較

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  • 皮膜の種類と母材合金の硬さ分布目安値。東栄電化の各種アルマイトと一般的アルマイトの皮膜の硬さを比較します。
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他社と差がつく決定版
「表面処理の問題解決事例集」

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  • 知らないともったいない!? アルミ×表面処理の成功パターン!高寿命、性能向上、品質改善、軽量化、コストダウンに
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